第6章 アクマ討伐
~ロードサイド~
ロードはふぃ~っと
街の上を飛んでいた。
「ロードたま!もしアレン・ウォーカーが
来なかったらどうするレロ!?」
「レロ、うるさ~い。
アレンは来るよ~?
来なくても僕が呼ぶんだ~♪」
「ロードたま!」
レロと他愛ない会話をして、
暇潰しをしていた。
「もう、街の人間みーんな
アクマに殺されちゃったよ~。
アレン早く来ないかなぁ~」
レロに座って、また
唇をぶーっと尖らせる。
その時、1体のLv2がやってきた。
「ノア様!エクソシスト共が来ました!」
その知らせを聞いて、
ロードはニヤリと笑う。
「アレンは~??」
「はい、いました!」
「じゃあ、襲っていいよ~」
アクマを追い払い、
街の入り口へと視線を向ける。
すい~とレロに乗って近付くと、
黒い服を着た人間が4人いる。
白い髪のアレンを見付けて、
声をかけようとしたが。
「ん?あいつもエクソシスト?」
見慣れない女がいて、そちらに意識を向けた。
「ブックマンと一緒にいるやつ、
レロ知ってる~?」
茶髪の女は、ブックマンと共に
真っ直ぐ歩き出した。
「知らないレロ~、
きっと新入りレロ」
「新入りかぁ~...
面白そう、遊んでみよう~♪」
ロードは可愛らしい笑みを
浮かべ、ブックマンと女の
ことを眺め始めた。