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孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第17章 ノアの方舟


「どうだ..........??」

アレンの手も止まったようだ。

地震は、徐々に徐々に
揺れを小さくしていった。

「収まった.......」

全員が安堵したとき、
突然リランが崩れ落ちた。

「うぉっ」

オレは慌ててリランの肩を支えると、
倒れないように腰に手を回す。

リランが顔をあげた。
その顔には、何の感情も
浮かんでいない。

膝をついたリランは、
辛そうに顔を歪めた。

「おい、リラン!リラン!?」

うなだれたリランに呼び掛けるが、
気を失ったようで反応がない。

「ラビ!!リランの傷が
 開いたみたいです!!
 すぐに医務室へ!!!!」

アレンの言葉に慌てて
リランの体を確認すると、
白い患者服に赤い血が滲んでいた。

すぐにリランを横抱きに抱き上げ、
オレは駆け出した。

方舟に入ってきたリンクとすれ違う。

「ウォーカー!!貴方は一体何をしたんです!?」

「説明は後でしますから!!
 今は緊急事態なんです!!」

オレ達は医務室へ風のように駆けた。

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