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片思いの終わらせ方
第7章 その7.鵜呑みにしてはいけません
「…さて、俺ら帰るから。」
そう言って私の手をグッと引く二宮先輩。
「えっ、あ、ちょっと先輩!?」
カウンターの椅子からバランスを崩すように降りた。
「大野さん、またね。」
それだけ言うと一度も振り向かず、出口へと向かう。
私も挨拶しようと思ったその時
後ろから声が聞こえた。
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