• テキストサイズ

ブラックラブ!after and another story

第4章 想いよ、永遠となれ。~玲央ver.~


「ええぇっ!?」

玲央「やだ…。私ったら」

涙を拭うのに必死になっていた。

「な、なんで泣くんですか!?」

すると玲央さんはかっと目を見開いて、私の手をぎゅっと掴んだ。一つ息を吸ってから玲央さんも

玲央「男はね、こういうサプライズに弱いのよ」

その言葉にはさすがの私も驚いてしまった。
玲央さんの顔はみるみる赤くなっていく。私のように。お互いに顔を赤くしてるのがおかしくなり、私達はつい笑いがこぼれた。


玲央「私もあなたが大好きよ」

掴まれた手がゆっくりと玲央さんの頬へともっていかれる。
そして微笑んだ顔からは心からの愛を感じられた。

「好きです。玲央さん、あなたが好きです。」

玲央「えぇ、あなたを一生幸せにするわ…」

…ん?

「え?」

玲央「え、ちょ。え?」

「一生ってそんな、私達まだ結婚した訳じゃないし…」

玲央「な、何言ってるの!?」

玲央さんは慌てて私をぎゅっと抱きしめながら話し出した。

玲央「指輪を受け取ってくれた時点から、私はあなたが結婚してくれるって受け止めてたんだけど!?」



「えええええ!?」

玲央「だ、だってそうじゃない!そんなそこらの安い指輪と違ってダイヤもついてたの見たでしょ!?私、ちゃんとした店で買って…それ、結婚指輪なのよ!?」

手のひらの指輪をもう一度みると、先ほども思ったとおり、綺麗なダイヤが埋め込まれたお洒落な指輪。でもまさか…

「わ、私!結婚指輪って言う認識はなかったものでして…その…」

玲央「本っ当に…ったら」

あきれた表情で玲央さんは笑った。

玲央「で?いいの?」

「えっ」

どきっと心臓が高鳴る。次に来る言葉が大体予想がつくからなのか、私の心臓はばくばくと大きな音を鳴らしだした。


玲央「結婚、してくれますか?」

うすらと微笑む玲央さんの顔をみて、私は何も言えなくなり、顔を下に向けてしまった。すると玲央さんはため息を吐き、しょうがないわね、と言う。途端に、私は顎をもちあげられた。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp