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ブラックラブ!after and another story

第3章 想いよ、永遠となれ。 伊月ver


伊月さんが泣き止む頃には、もう麓が見えた。二人きりの時間にもタイムリミットが迫っている。

伊月「あ…そういえばチョコ、食べていい?」

「あっ、は、はい…」

伊月さんはトリュフが入った箱を開け、ひとつ、取り出してにかっと笑った。

伊月「からの愛の証、ってね」

「っ…は、恥ずかしくなるからそういうの言わないでください…」

伊月「はいはい。ごめんごめん。」

ぽいっと口の中にチョコをほおる。
小さくカリッコリッと音を立てる伊月さん。…あれ?

「トリュフの音じゃないですそれ」

伊月「寒かったし、固くなっちゃったんじゃないか?」

「そ、そんなぁっ…!?」

だったらログハウスで美味しい状態のときに渡せばよかった・・・!!
でも美味い、さすが。と褒めてくれる伊月さん。
…、か。顔がにやけてしまう。
いけないいけないと首を振っていると伊月さんが口を開いた。

伊月「というか、から告白させてごめんな」

「いやそんな…というか前々から告白してくたのは伊月さんじゃないですか!」

伊月「いや、でもここは俺がもう一度告白してがOKしてくれた方がなんかこう…男としては…さ、」

悔しそうな伊月さんの顔をみて笑ってしまう私。そんな私を見て、伊月さんもはにかんだ。

伊月「だからさ、今度は俺から」

「え…?」

なんですか、と聞こうと思った瞬間には口を塞がれていた。チョコを食べたせいか、甘い味がする。甘いキス。そして伊月さんは口を離したを思ったらこう言った。

伊月「、結婚しよう」

予想外の内容だった。いや、予想はしてなかったけど、思ってもいない言葉だった。でもこんな所で付き合ったばかりだしまだ早いとかそんないきなり言われても…とか野暮なことは言わない。




こんなまっすぐなこと言われたらなら、返す言葉だってストレートに1択に決まってる。



「喜んで、俊。」

end.
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