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ブラックラブ!after and another story

第2章 想いよ、永遠となれ。 笠松ver


笠松さんはただ呆然と立ち尽くしてしまった。
微かに震えながら。

私も緊張と恥ずかしさであげていた顔がまた下へとさがってしまった。あなたの答えは分かっていても、やっぱり怖い。そう感じてしまう。
もし、また「それは恋じゃない」なんて言われたら…私は…どうすれば…

笠松「いい…のか…?」

沈黙を破ったのは、笠松さんだった。
いつもの通った声では真逆で小さく、細々した声。でも私にはちゃんと聞こえた。ちゃんと響いてる。
これ以上声をだしたら、私は泣いてしまいそうだ。それでもいい。今は、彼の答えをしっかりと聞きたい。感じたい。

「…はい」

笠松「もう、お前を名前で呼んでもいいのか…?」

「……はい」

笠松「お前に触れてもいいのか…?」

「っはい…」

笠松「…好きで…いいのか…?」

「……はいっ!!」


その返事をした瞬間、笠松さんはもう私を抱きしめていた。
お互い涙をながしながら、確かに愛というものを確かめ合ったのだ。

笠松「、お前を愛してる。一生離さねぇから覚悟しとけ」

「それはこっちの台詞です!一生離してなんかあげませんので、覚悟しといてくださいね?」

笠松「ハッ 言うじゃねぇか。」

「笠松さんこそ」

ふふ、と互いに笑みがこぼれた直後、笠松さんは私の顔をじっと見つめてきた。

笠松「触れていいんだな?」

「お好きなように」

すると唇に、そっと優しい、触れるか触れないかくらいのキスが降ってきた。
キスしたのかも分からないくらい、ソフトなキス。

「…今しました?」

笠松「っるせぇな初めてなんだよ!」

顔を赤らめる目の前のあなたを
心から愛しい。



確かにそう感じた。




end.
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