第1章 出会い
ー放課後ー
『で、話ってなに?』
「好きです。付き合ってください」
いや、なんで?
僕さ、こんなに変わったんだよ?
自分でもわかるくらいに。
まさか、僕っ子が好きとか?
『ごめん。僕、君のこと好きじゃないから。』
好きじゃない人とは付き合わない主義なんでね。
ましてや、母と妹が死んだのにラブラブするかよ。
てか、好きの人いないし。
ドンッ
あ、壁ドンですか。
『なに?』
「俺が好きって言ってんだけど。」
『だからなに?』
「俺がモテんの知ってるよな?」
『いいえ』
なにそれ。
しらないんだけどー。
『とりあえず邪魔』
「付き合うって言うならどく」
『なら』
ドスッ
『腹パンだ。』
僕は腹パンをして逃げた。