第2章 恋
バタンッ
ポフッ
ベッドにダイブでし
チャラーン♪
“今日、会えてよかったよっ!また、お家においで~”
神木さんからLINEが着ましたよっ
待って、僕のテンションがおかしくなってる…。
母と妹が死んでからまだ1ヶ月ぐらいしかたってないのに、
喜んじゃいけない。
僕、1人だけ幸せになるのはダメだ。
妹…真由子なんて12歳で…。
お母さんだって、若いのに…。
笑っちゃいけない。
仲良くなっちゃいけない。
1人で生きていく、そう決めたの
だから
許して。
1人だけ生きていること。
親孝行出来なかったこと。
意地悪しか出来なかったこと。
“こちらこそ、会えてよかったです。お仕事、応援しています”
それだけ送信して、僕は眠りについた。