第1章 出会い
冬に近づいてきたからか真っ暗な放課後、いつもと変わらない道で帰っていた。
すると。
「ちょっと、あんた」
なんだ、なんだ。
修羅場か?←
「おい、聞いてんの?」
『僕ですか?』
「そうだよ、他に誰がいるんだよ!!」
誰か、わからない。
真っ暗なせいで。
だけど、一つだけわかった。
三人の女子がいることに。
『なんでしょうか』
「なんでしょうかじゃないよ!!お前、学年一のモテ男子の佐藤君を振ったんだろ!!」
あ、あいつか。
佐藤って言うんだ←
『え、だからなに?』
「佐藤君に色仕掛けしてんじゃねーよ!!!」
してないんだけどな
ゲシゲシ
そういった1人女子は僕のことを蹴ってきた。
「そうだ、そうだ!!」
あとから、残りの2人も蹴ってきた。
「ズボンなんか履いちゃってさ。きもちわりぃをだよ」
しばらくして
「どこ行ってたの!ほら、早く行くよ!」
そういって誰か知らない男の人が僕を連れて行った。
この時、僕の運命は大きく変わった。