第6章 目覚め
ひめの
「んっ……」
ひめのは目を開けた。
視界に映るのは、木造の天井。
壁に”そげキング”と書かれたサイン色紙が飾られている。
少し横を向くと机でなにか作業している
`タヌキ`がいた。
私は身体を起こし、タヌキをみた。
ひめの
「あの…タヌキさん。ここはどこですか?」
サッと椅子から飛び降りた。
チョッパー
「誰がタヌキだ‼‼‼俺はトナカイだ‼‼」
獣型にになってみせた。
ひめの
「あっ…ほんとだ…トナカイさん、ごめんなさい。
で、ここは一体……」
いつの間にか人獣型に戻っている。
ひめの
(いつの間に…ゾオン系の能力者か…
人間の言葉を話しているし。
あれ?この顔どこかで……
見たことある気が……)