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High School

第3章 Class3.岡田君の憂鬱(-.-)の巻


日曜日。天気は晴れ。
准一は学園近くの公園にはなを呼び出した。

「おはようございます。」
「おはよう。」
「服、こんな感じでよかったですか?」
「うん。指定どおり。じゃあ早速始めよう。」

撮影が終わると准一ははなをランチに誘った。
「お礼に奢るよ。何食べたい?」
「い、いいです。帰ります。」
「迷惑?」
「そうじゃなくて。こんなとこエリカさんに見られたら…ここ学園の近くだし…」
「別にいいじゃん。俺から誘ったってちゃんと言うし。」
「でも…」
「そんなに気になるならさ、なんでファンクラブ入ったの?」
「え?」
「俺、ファンクラブの女の子達はそういう目でしか見てない。別に迷惑でもないけど、ルール作って仲間だけで騒いで、本気で俺のこと好きではないんだろうなと思う。でも、はなちゃんは違うと思ってる。ファンクラブの女の子達とは違うよ。辞めたほうがいい。」
「でも、抜けても岡田センパイと関わったら何か言われることには変わりないですから。」
「そんなの気にしなきゃいいじゃん!俺だってもっとはなちゃんと話したいのに、何がいけないの?もしイジメられたら、俺がガツンと言ってやるよ。」
冷静な准一が珍しく熱くなっている。
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