第7章 巻き込まれた(?)GW
数時間後、奴良リクオ君は清継君と島君と共に帰って来た。
そして、清継君は使用人さん達を呼ぶと、高級ランチをご馳走になる。
しかし残念な事にランチなので、ガッツリした超高級肉は出て来なかった。
期待してたのに……。期待してたのにー!
心の中で滂沱の涙を流す私。
そんな私を見ながらカナちゃんは苦笑する。
「残念だったわね」
「うん……。超高級肉……」
「あ、このアサリおいしいよ?」
「うん……」
そうして、清十字怪奇探偵団の妖怪修行は超高級肉への未練を残したまま、終わりを迎えた。
しかし、後日、匿名で超高級肉が自宅に届いた。
誰からなんだろ?
気味が悪かったが、お母さんはその小包を鼻で嗅ぎ安全なもの、と断言し、その日の食卓に乗せた。
うん。最高に美味しかったです。
送ってくれた人、ありがとう!!!