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【ぬらりひょんの孫】転生は大変です

第2章 転生!?


夜10時。私は、いつも通りに寝た。
そして、夢も見ず目を覚ますと、知らない天井が目に入って来た。

は?

私は目を瞬かせる。

ここどこ?

年期の入った白い天井は、真新しいクリームホワイトの天井へと変わっていた。
首を横に向けて見ると、そこには木の柵があった。
まるで、ベビーベッドの柵のようだ。
その向こうにレースのカーテンがフワフワと風に吹かれながら揺れている。

違う。

もう一度辺りを見回す。
私は確信した。

自分の部屋じゃない。
ここどこっ!?

慌てて身体を起き上がらせようとしたが、身体に力が入らない。

なんで?

疑問に思い、自分の身体を見てみると、その手は赤ちゃんの手のようにちっちゃくなっていた。

なにこれー!?
17歳だった私の身体は、どこいったのー!?

わたわたしていたのだが、自分の手を見ていると、頭の中が冷めて来た。

私は、近藤舞香。17歳。ごくごく普通の高校生だ。
うん。ネット小説とか漫画とか大好きで、毎日のように夜遅くまで読みふけっていたけど…
小説のような事が突然我が身に降りかかるとは思わなかった。
目が覚めると赤ちゃんになっているなんて……

これから私はどうしたらいいんだろう?

夢だと思いたくて目を閉じて眠った。
が、次に目を覚ましても現状は変わってなかった。

ああ……。私、どうしてこんな姿になったんだろう?

そして、ある事に気付いた私は、泣きたくなった。

どうしよう……
この姿のままだと、楽しみにしていた来週発売の新刊が読めない!


この現象は幼稚園になっても、小学生になっても変わらなかった。
ただ、この身体がスクスク大きくなるだけだった。
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