第1章 真央霊術院
「貴方は特別成績優秀者に選ばれるために何か努力をしたん
ですか?覚悟を決めているんですか?」
<ッ何よ!一年のくせに!生意気..「へえ」!>
「こういうのって年齢関係あるんですか?知りませんでした。
....私は特別成績優秀者になるために覚悟もしましたし
血のにじむような努力もして来ました。(早く護廷十三隊には
いって─罪を償うんだ─私の命は彼等のものだから)
貴方が努力をしてきたのならばそれは己で認めるべきだと思
います。
...けれどもしそうでないのなら...今すぐ此処を立ち
去ってください、お二人も連れて。」<<ビクッ>>
<覚えてなさい、桐岡春。>
「覚えませんよ、貴方達のことは忘れておきます。
...あと、此処にいる方の大切な人を解放してください。
でないと、これが貴方たちを貫くことになります」
そういって私は浅打を振ってみせる。
本当はこんな風に脅したくないのだけれど。
<ッ...どこまでも生意気ね。いいわ、開放する。でも...
此処を出たらどうなるか、そのことだけは忘れないようにね?
ニヤ>
ゾクッ
口角を上げてニタリと微笑む瀬野四年生──
その表情はあの時の相手と同じようで....ズキ
酷く胸が傷んだ。
第一章. 真央霊術院編end