第5章 俺も一緒に!!
真樹斗
「なぁ、何で邪魔すんの?」
そんな事を考えていると、隣からイラついたような声が聞こえてきた。
光紀
「邪魔? 俺、邪魔なんてした覚えないけど?」
真樹斗
「してんじゃん。あーあ、折角、黒兄の悔しそうな顔見れてたのに」
ニヤッと笑っいながら言ったこの男の発言に、少し冷や汗が流れた。
光紀
「へ、へぇ~…君、変な趣味してんだな。」
負けじと俺も言い返す。
真樹斗
「別に、こんなの趣味じゃねぇーし。俺の趣味は…」
そう言って俺の後ろの方をちらっと見た瞬間、この男は梨沙ちゃんに近づくや否や、いきなり抱きついた。