第4章 お向かいさん。
梨沙
『あ、翔太は部活何に入るか言ってなかったの?』
萌依
「翔太かー…確か、翔太も空手にしようか迷ってるみたい」
梨沙
『へー…翔太が空手ねー』
圭太に似て黒い瞳。髪は少し茶色で癖がある。
翔太は圭太と一緒でモテるから、空手なんて始めたら余計モテちゃうんじゃないかなぁ…
萌依
「翔太が空手なんて始めたらモテそうだよね。」
梨沙
『え! 今同じ事考えてた!』
萌衣
「本当? いやー気が合いますなぁー」
梨沙
『そうですなー』
そんな事を話していると…
ピンポーン…
梨沙
『ん? 誰だろ?』
萌依も首を傾げて「お母さんかな?」と言って立ち上がった。
梨沙
『あ、私が出るよ。』
萌依にそう言って玄関に向かった。