第3章 月曜日
そして放課後。
西「あかり~!!」
・・・ゲリラ豪雨
貴「名前。覚えた?」
西「おう!だって大地さんのイトコで同じクラスだからな!!」
・・・嫌味が通じません。
貴「どうしたの?早く部活行かないと遅れるよ?」
西「一緒に行こうと思って!おまえ、まだ覚えてないだろ?第二体育館の場所!」
????
貴「いや、帰りたいんだけど。」
あの場所は、あのメンバーはいやだ。
あったかくて、初めてなのに何でか懐かしくて
心の鍵を壊してくる
あの場所はいやだ。
もう、泣きたくない。弱い私でいたくない。
だから、この鍵は死守しなきゃいけないんだ。