第2章 ラプンツェル
おまけ2
“とある国ではラプンツェルという名の美しき人が塔に幽閉されている”
この噂を聞きつけた隣国の王子はラプンツェルを助け出し妃に迎えるため険しい道のりを進み塔にたどりついたそうな
「貴方が16年間塔へ幽閉されていると言う話を聞きつけやって参りました………どうか顔を見せて下さい」
…………………
王子はラプンツェルに顔を見せて欲しいとお願いしましたが返事はありません
「………顔を見せるのが嫌ならば攻めて声だけでもお聞かせ願えないでしょうか」
……………
それでもラプンツェルは返事をしません
「っ…….、私はどうすれば貴方に触れる事が許されますか」
物悲しげに顔を歪め王子はそっとラプンツェルに問いかけました………すると……
「…………………」
いや、無言じゃなくて!なんか行動おこせや!
「っち!」
……ラプンツェルは一回舌打ちをすると窓から顔を覗かせました
「!!?…貴方がラプンツェルですね/////」