第4章 日常
華「…………瑞穂?」
瑞穂「……華?」
華「……」
瑞穂「……」
華「うわあ瑞穂だっっ!久しぶりーー!会いたかったー!」
瑞穂「私も会いたかったーー!!」
玄関で抱き合った。
瑞穂「……あれ?てことは高尾の奥さんて…」
華「そう!矢口華改め、高尾華でーす!」
瑞穂「えー!なんで言ってくれなかったのー!?」
高尾「だって、瑞穂に言ったら清志サンほったらかしてこっち来るだろ」
瑞穂「結婚式は!?」
華「挙げてないよ」
瑞穂「え?」
ここで少し説明すると、こういうことだ。
矢口華改め、高尾華 22歳。
高校時代から高尾と仲良しだったけど、大学に入った頃から付き合い始めたらしい。
で、成人式の時、高尾がプロポーズして、二人とも二十歳でゴールイン。
瑞穂「言ってくれたっていいじゃーん!」
笑いながら、リビングへ入る。
高尾「おお、そういえば子供いたんだっけか」
瑞穂「そう!真成と和真!真成が2歳で和真が1歳」
華「和成が名前をくれたんだっけ」
清志「まーな。」
ピンポーン!
清志「うーい」
高尾「お、真ちゃんが来た感じ?」
緑間「……どうも」
瑞穂「緑間!久しぶり!」
緑間「……澪里か」
瑞穂「宮地瑞穂だけど?」
緑間「ああそうだったな」
高尾「真ちゃん本当無愛想だなww」
瑞穂「……あ、この子、緑間の娘さん?」
緑間「ああ。可愛いだろう」
高尾「ぶっふお!真ちゃん親バカw」
清志「いや、普通だろ」
瑞穂「普通そんな語らないよ!?」
高尾「あれ、名前は?」
緑間「美希なのだよ」
瑞穂(言うときすごい嬉しそうだった……!)