第9章 夜久 衛輔
夜久先輩に帰るぞと言われてから、私達は私の家に着くまで無言だった
家に着くと、夜久先輩が
夜「じゃあ、おやすみ」
と言って、帰ろうとした
先輩・・・・・っ‼
私は、とっさに先輩の制服の袖を引っ張った
夜「!?・・・・彩香、どうかしたのか?」
「せ、先輩・・・あのっ、えと・・・・」
もっと一緒にいたい・・・なんて言ったら、先輩に迷惑かけちゃうよね・・・・
袖を掴んだまま、口の中でもごもごと言っていると、先輩が小さく呟いた
夜「はぁ~~~・・・・・折角我慢しようとしたのに・・・」
「ほぇ?なにg・・・・・・・っ‼」
聞こうとしたら、先輩に口を塞がれた
唇を離すと、先輩は耳元で囁いた
夜「本当・・・・可愛すぎ。これで今日は我慢してくれるか?」
「ひゃっ!せ、先輩・・・・・・?////」
先輩は照れ隠しに、私の頭をわしゃわしゃしながら
夜「・・・明日も一緒に帰ろうな」
「‼はいっ!」
-fin-