第8章 田中 龍之介
田「来たな・・・彩香!」
「まぁな、果たし状なんだから、来ないわけにはいかないんだよ!」
あたしは、校庭で龍と向かい合っている
田「今日こそ、決着をつけてやるぜ‼」
「のぞむところだ!」
そして、決闘が始まった
決闘とは・・・
田「行くぜ‼おらぁ‼」
バシッ
「甘いな、龍!もらった!」
ひゅんっ バシッ
田「うぉ・・・オレの負けだ」
ドッジボール!
「おしっ、これで50勝49敗!」
龍とは、1年の頃から勝負している
で、先に50勝した方に何かを奢る事になっている
「さてと、何買ってもらおうかな~?」
田「あ、あんま高いもんにすんなよ!」
「へいへい・・・じゃ、自販機のぐんぐん牛乳な!」
と言うと、拍子抜けしたように龍が、
田「は・・・?そんなもんでいいのか?」
「・・・文句あっか?」
田「いえっ!ありません‼」
あたしたちは、自販機のある体育館に向かって走り出した