第7章 影山 飛雄
体育館を出ると、ドアの横の方に向かった
「先輩!何してるんすか!」
そう言うと、先輩はびくっと震えた
彩「ご・・・ごめんね影山。おせっかいだったよね」
「?おせっかいとは思ってないっす。・・・けど、ネコミミを着けたのは、ちょっと・・・」
彩「だ、だよね!ごめんね!」
先輩、さっきから謝ってばっか
「先輩、お詫びをしたいなら少し目瞑っててもらえますか」
その言葉に、先輩は従い、目を瞑った
・・・オレ、さっきの嫌な気分の正体わかった
そして、目を瞑っている先輩の唇にオレの唇を重ねた
彩「んっ・・・」
唇を離すと、先輩と目が合い、オレは言った
「オレ、先輩のことが好きです」
先輩は顔を赤くさせ、小さな声で、
彩「私も、影山のこと・・・」
「先輩、聞こえないです」
彩「うーー・・・。わ、私も影山が好き!」
やべ・・・先輩、かわいい
「じゃあ先輩・・・付き合ってくれますよね?」
彩「‼・・・うんっ」
そしてオレたちは、もう一度唇を重ねた