• テキストサイズ

ハイキュー 短編集

第6章 西谷 夕


 ~放課後~

西「じゃ、レシーブ見してくれ」

 「う、うん」

私は西谷くんがだしてくれたボールをレシーブした

ボスッ

西「あー、形はできてんだけど、なんかこうスッと行って、さっとできるか?」

・・・スッと行って、さっ?

私は、分からずに、首をかしげると

西「悪ぃ、オレ教えるの下手で」

「そんなことないよ!分かったから」

意味はよく分からないけど、なんとなく分かった気がする

「もう一本!お願い!」

西「おう、いくぞ!」

私は、西谷くんが上げたボールをしっかりと中心でとらえ、レシーブした

ポンッ

さっきよりも、良い音を出しながら、ボールは西谷くんの所に戻った

「わ・・・・!!」

私はおもわず、声を上げてしまった

西「そうそう、そんな感じ!」

「うんっ‼」

その後、何回も練習して、10回中5回くらいきちんと返せるようになった

西「おしっ、今日はこのくらいにしとくか」

気づけば、もう暗くなっていた

「そうだね、教えてくれてありがとう!」

西「おー、じゃあまた明日な」

「うん・・・え?」

明日・・・も、一緒に練習できるの?

聞こうとしたが、西谷くんは、もう校門に向かって走っていた

私は、その後ろ姿に向かって叫んだ

「あ、明日もよろしくね!」

聞こえたのか聞こえなかったのか分からないが、西谷くんは、後ろを向いて手を振った

/ 138ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp