第15章 月島 蛍2
潔子センパイのところに戻ると、全員揃っていた
山「ツッキー‼良かった・・・」
山口は心配しているが、龍センパイと夕センパイが
田「うぉいこら月島ぁ‼マネージャーと2人でどこ行ってやがるんだ!アァ?」
夕「まさかとは思うが・・・いちゃいちゃしてないだろうな!?」
えぇっ!カレカノでもない私たちが、なんでいちゃいちゃしなくちゃいけないのですか‼
「ツッキーも私も何もしてませんっ‼私はツッキーを探してたのですから‼」
月「センパイたち、勝手な想像を押し付けるのはやめてください」
まずツッキーがそんなことする訳がありません!
すると、大地センパイが
澤「何もなかったんなら良いが・・・そろそろ帰るぞ」
《ええっ‼》
澤「お前ら・・・明日も部活あるんだからな!身体を休ませておけ」
あ、そうなのでした。てっきり休みと思ってたのです
澤「じゃあ、今日はこれで解散だ。寄り道せず帰れよ!」
《うぃ~っす》
解散とか言ってますが、結局皆同じバス乗るので解散しないんですよね
この時間は帰る人のピークで、バスの中はすごく混んでいた
わわわわっ、人に押し流されるのです~!
流れからはみ出て一息つくと、後ろにツッキーがいた
「わっ、ツッキーでしたか~」
ツッキーは山口くんとはぐれてしまったらしく、1人でいた
月「彩香・・・・」グイッ
ツッキーは危ないと感じたのか、手を繋いできた
「手を繋いでいてくれるのですか?倒れる心配がなくなりました!ありがとうございますっ‼」
するとツッキーは、もうどうでもいいやという顔をして
月「なんでそんなに鈍感なわけ・・・・」
と言った
「?鈍感?なにがですか?」
月「もういい・・・・だけど」
ツッキーは瞳に真剣な色を浮かべて言った
月「いつか・・・きちんと言うから」
「?はい。では楽しみにしてますねっ!」
ツッキーとそんな約束をする私であった