第13章 桃太郎
日「アズマネさんいますかー?」
カゲヤマを倒し、ついにアズマネの部屋のドアを開けた日向たち
そこにいたものは、部屋の隅っこで体育座りをしてガタガタ震えている小さな鬼だった
旭「だ、誰・・・・?ドアの前にカゲヤマを置いたはずなんだけど・・・・」
皆はアズマネを見ると、ポカンと立ち尽くしてしまいました
日「・・・・この人が、アズマネ?ひげちょこで鬼界のエースの?」
旭「ちょっ!それは昔の話!」
アズマネが言うところ、鬼の力を使いすぎて体が小さくなってしまったらしい
旭「だからずっとここから出られなくて・・・」
日「そうだったのか・・・・」
アズマネは、手のひらに乗るほど小さい
日「こんなに小さくちゃ、暴れたりしないよな?」
アズマネはぶんぶんと頭を縦に勢いよく振ると、日向は笑った
日「よしっ、今日から仲間だ!」
アズマネは日向に引き取られて仲良く暮らしましたとさ
めでたしめでたし