第3章 月島 蛍
「・・・なんでこうなるのっ!?」
悲痛の叫びをあげながら、私はドアを叩いた
月「・・・・・・はぁ」
隣では同じクラスの、月島蛍が溜息をついている
今、理科準備室の中・・・で、閉じ込められてます
なんでかって?・・・そんなの知るわけないじゃん
私達は、先生に理科の道具を片付けてくれって頼まれて、準備室で片付けてたらドアが開かなくなった
・・・・・・という感じ
月「・・・・・・ねぇ」
「なに?」
月「携帯とか、持ってないの?」
「あったら、とっくに使ってるけど?」
残念なことに、携帯は教室のカバンの中
「そっちは?」
月「・・・・・・持ってるわけないでしょ」