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愛ノ詩

第5章 怒ってくれる人


私は昔からこの身長が嫌だった。

ちびちび言われて

もう高校生になった今も

小学生程度の身長しかなくて

バカにされ続けた。

委員会で私はある男の子と

一緒の仕事を任された

一つ年下の無口な男の子

彼とは一ヶ月ほど前から

仲良くしてもらってたし

私と友達になろうと声をかけてくれた

そんな彼と仕事をしに

野外まで出て情報記入していると


あいつら、つきあってんのー?
なにあれークスクス


明らかに自分の事言われてる声がして

付き合ってるとかそう言う事はないし。

私は勘違いされても嬉しいだけだけど

きっと彼はそうじゃないから…

って考えていると

先輩

と呼ばれて

あいつら…なんなんですか…

そう低い声でつぶやいて

私を連れて教室へと戻った

やっぱり怒ってるんだ…

私なんかとなんて…


…先輩はがんばって仕事なさってるのに。


え?


小さいなんてバカにしてたから…


…!?


なるほど。気にしてもいなかった。

そんなのあたり前になってたから

私のことバカにされたから怒ってたのか

嬉しくて嬉しくて

彼が私のことて怒ってくれて

友達じゃ物足りなくなるくらい

君を惚れてしまった
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