第4章 もしあのシーンが主人公だったら…
「う……ん」
目を覚ました。
あれ?真っ暗。
しかも何故だか座って寝てたみたいで身体が痛い。
「……?」
とりあえず、ドアみたいなのがあったので思いっきり蹴ってみた。
ドガン…
やけにボロく、すぐに壊れた。
総「起きやしたか?貴方」
「え?総ちゃん?」
声の主は総ちゃんで、だるそうに起き上がる。
「………ここは?」
辺りを見回すと廃棄のような…壊れたロッカーがあったり、他にもいろいろと使えなくなったような物があった。
総「さぁな。どうやら俺たち拉致られたようでさぁ」
「拉致られたって…」
思いだそうとしても何も覚えてない。
「一体どうやって?」
総「覚えてないんですかぃ?俺たち、夜間の巡回をしてたらなにか煙が出てきて外へ出たら何者かに眠らされて…起きたらこうなってたんでさぁ」
あり?そうだったっけ?
【お目覚めのようだな】
「「!?」」