第7章 まさか・・・・・あの赤頭は?
「火神くん。」
「なっ、黒子じゃねぇか!!」
「火神っちも来たんっスね!」
「黄瀬!?なんでお前まで・・・・・ってか!
キセキの奴ら皆いるじゃねぇか!」
お風呂場に全員が来て固まる火神大我。
彼にも説明しなくちゃいけないな。
だけど・・・・・
「とりあえず、ここから早く
消えてくれませんか??
着替えたいのですが?」
にっこり笑顔で言えば
全員が素早くお風呂場から
退散して行った。
火神大我に関しては
翔、俊に引きづられて。
また、賑やかな1日になるな。
溜息をもう一度漏らして
着替えるため、脱衣所に向かった。
とりあえず、火神大我の服を
買っておいてよかったなぁ・・・・・
着替えをすませて、リビングに戻ろうと
歩いていると、リビングから
騒がしい声が聞こえる。
ある意味、気の毒だ。
おそらく、自分で決めたトリップではないし
場所だってそうだろう。
偶然にもあそこに現れたばかりに
あの3人の強烈な殺気を浴びなくちゃ
いけないなんて。
かわいそうに。
リビングの扉を開ければ
やはりというか、火神大我が
囲まれていた。
「晴華おかえり。
サッパリしなかったよね?
彼のせいで。」
ニコリと爽やかな笑顔を浮かべて
バッサリと切り捨てる玲に
苦笑いをしながら、首を振った。
「大丈夫だよ。」
「どーなってんだよっ、たく・・・・・
トリップだなんてよ。」
「おや?一通り説明したみたいですね?」
「あぁ。とりあえずは。」
「一応、理解してくれたようです。」
「赤司くん、黒子くん
ありがとうございます。」