第6章 真剣勝負!だから、似てるでしょう?
「それでは、藤宮たちが
不利じゃないのか?」
「まさか。
僕たち、負けませんよ?」
くすりと笑って、サラッと
勝ちます宣言をする玲。
「凄い自信ー俺達全員だと
簡単には勝てないよー?」
「さぁ、どうだかな?」
「余裕なのは今のうちだけなのだよ。」
どうやら、彼らに
火をつけてしまったらしい。
真剣モードだ。
「私たちは君たちが弱いだなんて
思ってないですよ?
ただ、皆でやった方が
楽しいじゃないですか。」
試合じゃないんだから。
どうせなら全員で。
「分かった、それじゃそうしよう。」
頷いた、赤司くんの言葉で
決まり。
っというわけで、4on6?だ。
あっ、なんだろう私。
凄くワクワクしてる。
この感覚は久しぶりかもしれない。
笑みが浮かぶ。
「ふふっ、楽しそうだね晴華。」
「ん?まぁね。」
「なんだかんだて、一緒に
バスケするの久々じゃないか?」
「まぁ・・・仕事で
忙しかったからなぁ〜」
確かに、と頷いた。
バスケ自体そんなしてない。
体がなまってるかも。
いや、そりゃないか。