第3章 騒がしい・・けど悪くない。
「美味しい〜」
「うまい。」
「ホントですか?よかったです。」
紫原くんと、青峰くんの
言葉に嬉しく思いつつ
緑間くんに視線を向ければ
お味噌を口につけていた。
「美味しいのだよ。」
「だそうですよ、赤司くん
良かったですね。」
赤司くんに、そう言えば
少し笑って頷いた。
皆は、赤司くんが味付けしたと
知ってビックリしていたけど。
いつもは一人で食べていた食事。
誰かがいるって温かい。
しかし、やっぱり
食欲旺盛すぎる。
おかわりの量が凄い。
最終的に全て空になった。
余ったらと考えていたけれど
その必要はなかったみたい。
「晴華っち!ごちそうさま!
美味しかったっス!」
「ありがとうございます。
ふふっ、綺麗に食べてくれるので
作りがいがありますよ。」
「洗い物手伝いましょうか?」
「黒子くん、ありがとうございます。
だけど、大丈夫ですよ。
沢山手伝ってくれましたし
後はゆっくりしてください。」
あっ、お風呂わいてますよ。と
言えば、ビックリした顔をされた。
首を傾げる。
「いつの間にためたのだよ。」
緑間くんが、問いかけて来たから
皆がご飯食べてる最中だと言えば
今度は沈黙。
「お風呂のためかたを
教えてくれないか?」
「え?でも・・・」
「僕たちはお世話になってる。
だから、少しでも手伝いたい。」
「義務みたいにやらなくても・・・
私は気にしませんよ?」