第3章 騒がしい・・けど悪くない。
何かダメだっただろうか?
あぁ・・・もしかして?
「お皿で味見した方が
よかったですか?」
「いや、そんな事ない。」
「そうですか?」
なら、なんだったんだろう?と
疑問に思いつつサラダを
作っていく。
テキパキと、効率よく進んで
料理完成。
かなりの量だけれど
手伝ってくれたおかげで
予定時間よりも早くできた。
それじゃ・・・
「黄瀬くん、緑間くん
お手伝いお願いします〜」
「はいっスー!」
黄瀬くんが嬉しそうに
リビングにやってきた。
何だろう、一瞬だけ
ワンコに見えた・・・
その後ろに緑間くんもいる。
「それじゃ、黄瀬くんお皿に盛るので
運ぶのを手伝ってもらって
いいですか?」
「はいっス!」
「緑間くんは、そこの
棚に入っているお皿
どれでもいいので
持ってきてくれますか?」
「わかったのだよ。」
テキパキと動く様子を見ながら
いい子達だなぁ・・・と思う。
気が利いて、優しくて
こうして手伝ってくれて。