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これが、逆トリップですか・・・

第2章 人数が増えました、仲良くなりましょう?


「どうなってんだよ!」

「とりあえず、説明するから
そこから降りろ。」

いまだ、藤宮のベットに
乗ったままの彼らにそう伝えて
ベットから降りてもらった。

「赤司、ここは一体どこなのだよ。
気づいたらここにいたのだよ。」

「ここは、僕たちがいた場所ではなく
別の世界だ。」

「はぁ?意味が分かんねぇーよ。」


信じられないという顔で
眉を寄せる彼らに、当然の反応かと
頷いた。

「どうやら僕たちは別の世界から
やってきたみたいなんです。
その証拠に、ここは僕達が通っている
高校がありません。」

「なっ・・」

目を見開いて固まる3人。

「俺たちも最初は
信じられなかったスけど
ここにいる藤宮さんも見てるっスから
嘘じゃないっス!」

「つまり、俺たちは別世界に
トリップしちゃったって事〜?」

「そういうことだ。」


「藤宮って誰だよ?」


「さっき、君たちが来た時にいた
女性の方です。
僕達の事情を知って
ここに、住まわせてくれてるんです。」


「怪しくないのか?」

警戒したような目で話す緑間に
最初はこんな目で彼女を見ていたのかと
思った。

いい気分ではないな・・




「僕たちも最初はそう思ったが
彼女はそんな事ない。」


「俺もそう思うっス!
凄く親切で色々とお世話に
なってるっスから怪しい人じゃ
ないっスよ?」

必死に説明する黄瀬に
彼も警戒心が解かれたらしい。
これも藤宮の人柄か。

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