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これが、逆トリップですか・・・

第1章 初めまして・・・?


「・・・何が起きた。」

そう、ポツリと呟いた言葉に
戸惑った表情を浮かべる者。
物凄く慌てている者。
信じられないくらい冷静な者。

本当に、何が起きたのか。




















事の発端は、つい5分前くらいの事。
朝起きて顔を洗って、歯を磨いて
朝食の準備をしようとリビングに
向かって、扉を開けた瞬間
眩しい光に包まれ、目を閉じた。

少しして、目を開ければ
いるはずのない、人が座っていた。3人。

呆然とする。


そして、現在。


「・・・・」

何をどう言えばいいのか。
非現実的すぎて。

とりあえず、観察してみる。
水色に、黄色に、赤。
実にカラフルな頭だ。



・・・ん?

ここで、ふと違和感。
どこかで見たことある。

「君は誰だ??」

赤い髪の子に声をかけられた。
探るような視線。

「っというか、君たちこそ
何でここにいるんです?
不法進入ですか?」

逆に問いかけてみた。
ここは、私の家だ。


「あぁ!ちがうッス!
気がついたらここにいたんッスよ!?」


目を泳がせながら必死に
首を横に振る黄色い髪の子。


訳の分からない答え。

っというか、この口調・・どこかで??


「黄瀬、涼太・・?」


「っ!!なんで、俺の名前・・」

目を見開く黄色い髪の子。

あぁ、間違いない。
この子は黄瀬涼太だ。

つまり、後の2人は
黒子テツヤと赤司征十郎。

漫画の黒子のバスケに出てくる
登場人物達だ。

どういうこと?
漫画の世界のキャラクターが
何故、目の前にいるのか。


自然と眉に皺が寄る。





「あの・・良ければ
話を聞いてもらえませんか?」





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