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僕が君を…私が貴方を…
第3章 志々雄さんと少年
第三者side
〜東京都 新吉原〜
そこでこの明治には珍しい花魁道中が行われていた
男A
「おお! 今時花魁道中とは豪勢な」
男B
「引手茶屋までお客のお出迎え
相手は一体どんな御大尽かねぇ」
赤猫楼の昼三(当時の遊女の最高位)華焔は引手茶屋の襖を開けて目を見開いた
なぜなら
志々雄
「ホウ…
お前が薩長の御大尽でさえ中々相手に出来ねぇ昼三
華焔か」
目の前に変な威圧感を放ち煙管を吹かせている
木乃伊を思わせる格好の男がいたからだ
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