第9章 ポーカーフェイスをするが勝ちよ。
その酒場の外
テラス席で空たちはそのゲームを見ていた。
どちらもローブを被り表情はわからないが
空は花を膝に抱きかかえ
白はゲームをふらっと見ている
花はまだ眠りについている
白「……もり、あがってる…なに?」
「知らないのかい?
あんたら異国人…ってそんなのないか」
隣のテーブルにいた女が話しかける。
空「あー、ちと田舎から来たとこでな
都会のこと詳しくないんだわ」
女「イマニティに残された領土で田舎?
そりゃもう世捨人だね〜」
空「はは、そうだな。
で、こりゃなんの騒ぎ?」
女「次期国王選出」
白「?」