第7章 むかしむかし、あるところにいたの?
その神は
大地の有り様を見渡した。
そして
すべてのものたちにこう言い放つ――
腕力と暴力と武力と死力の限りを尽くし
屍の塔を築く、知性ありしモノを自称する
汝ら…証明せよ。
汝らと【知性無き獣の群れ】の差違や
いかに?
全種族が、知性を証明せんとした
だが、
今まで自ら荒れ果てにした世界を前に
その言葉はあまりに虚しく、
ついに、神へ納得もらう答えを
出せるものはいなかった。
神は言った
この天地における一切の殺傷.略奪を禁ずる
と
言葉は【盟約】
絶対不変の世界のルールになった
その日を境に、
世界から…
【戦い】はなくなった―――。