第18章 コンビニに行くお手軽さ。
こほん
ステフ「まず
『神話』はご存知で?」
空「あー、『十の盟約』の経緯か?
吟遊詩人が歌ってたのを聞いたかな」
ステフ「そうですか、
では
『種』は神が『十の盟約』を適用した
知性ある【十六種族】を指しますわ」
『イクシード…』
花は話を聞きながら
でも本から目が離せず
つぶやく程度になっている
ステフ「【十六の種族】は『十の盟約』のもと
お互いに対する権利侵害、殺傷、
暴力、殺し合い
その一切を禁止され、その結果
世界から戦争はなくなったわけですのよ」
そう、神がイクシードと決めた種族は
十の盟約が定められている
知性あるものたちだけに
空「なるほど
食料はどうするのかと不思議だったが
知的生命同士のみの盟約か」
本を読みながらも
話を理解している空
器用ですこと