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冬の夕空

第7章 昨日の続き


朝、目が覚めるとミシェルが目の前にいる。
私は彼の寝顔にじっと見とれていた。

長いまつ毛、白い肌にさらさらとかかる金色の髪。
見れば見るほどきれい……。

眠っているから思う存分眺めることができる。
しかも、こんな近くで。

腕まくらしてくれたままだ。
これって重くないのかな?

少し身体をずらしてみたりしてると、彼が目を覚ました。

「おはよう……ございます」

「……おはよう」

「朝ごはん食べる?」

「……」

まだ半分寝てるみたい。今日は日曜だし、もう少し寝ようかな。

と思ったら、彼は身体を起こして私に覆いかぶさった。

「食べる」

そう言って彼は私の胸に顔をうずめる。

「え? あっ、ちょっ。やぁん」

チュパチュパと音を立てて乳首に吸いつく。

なんだか急に彼がすごくかわいらしく感じる。

指先で彼の髪にふれてみる。さらさらでやわらかい。手のひらで彼の頭をそっとなでる。

彼は私の鎖骨の下のほうをペロッと一回なめる。そして子どものように目を細めてにっこりと笑った。私もなんだかうれしくなってにっこりと笑う。

 
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