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戦国夢想(戦国無双3、戦国無双4)

第15章 ハレガサ(島津豊久)


「~~~っ///!」

真っ赤な顔して、唇を噛み締めて俺を見つめ返す。
とても年上になんか見えないよ。

そして先輩は絞り出すように言った。

「…豊久……」

「…わかればいーんだよ!…って先ぱ///!?」

首にキツく抱き着いて先輩はわんわん泣いた。

「豊久がいいの…っ!居ないと嫌なの…っ」

「俺は…居なくならない、絶対!」

先輩に応えるように俺も腕を回して抱き締める。
小さな体はすっぽりと腕の中に収まった。
自然と顔を見合わせそのまま唇が重なる。

「…んっ…豊久………///」

「ダメ、まだ…」

「んぅ…っ//」

「っはぁ…先輩、先輩…っ」



初めての先輩とのキスは、
少しだけ、塩辛い。

それは海風のせいか、それとも先輩の涙なのか。


キスの熱が程よく覚めた頃、二人で海岸を歩いた。

「でも、豊久…私なんかでいいの?」

「なんかじゃない、先輩がいいんだ」

「豊久……」

「それに…先輩には俺くらいが丁度良いんだよ!」

そう言うと先輩はとびきりの笑顔で俺の背中に飛び付いてきた。

この笑顔をもう曇らせない。
それが俺の役目なんだ。







……………………………………………………

ハレガサ/d-iZe


(……/////////)
(急に黙ってどしたの?豊久)
(……先輩…の胸が…せなっ背中に…っ///)
(///!?バカ豊久ぁ!!)
(ってぇ!!)



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