• テキストサイズ

戦国夢想(戦国無双3、戦国無双4)

第13章 熱情ストラテジスト(小早川隆景)


部屋に着くなり隆景様は私を思い切り抱き締めた。

「…隆景、さま///」

「先程の話…もう一度聞かせてください」

「先程って…///」

聞かれてしまった告白を思い出してしまう。

「貴女と一緒にいるのは気まぐれではありません」

「!」

「貴女が愛しくて堪らない」

隆景様の熱の籠った視線は私の胸を意図も簡単に貫いた。
素直になっても良いのかな…。
伝えても良いのかな…。

「隆景様…私、お側にいて良いのでしょうか、好きになっても良いのでしょうか…!」

想いと共に涙も溢れてしまう。

「、私も貴女が好きです…仕事に熱心な姿、文学を学ぼうと一生懸命な姿もずっと見てきました」


隆景様が目尻を指でそっと拭ってくれる。

「これからもっと色々な顔を見せて下さい、私の側で…」

小さく頷く私にゆっくりと唇が近付きそのまま重なった。
触れ合う部分からはもう不安は流れ込んでこない。

流れてくるのは優しさと愛情、それから貴方の熱。


「…今日はこのまま此処で朝まで過ごしましょう」

「えぇっ!?///」

「今は一時も離れたくないのです…」

甘えるように私にすり寄る隆景様は初めて見た。
私もこんな風にこれから色々な隆景様を見られるのだとしたら、とても嬉しい。






そう、貴方の一番近くで。




END.
/ 193ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp