第2章 第二章 禁断 澤村 大地
俺には、可愛い可愛い妹が居る。
今まで、変なむし(男)が付かないように大事に大事に守ってきた。
スガや、旭にはシスコンと言われるが!
シスコンで何が悪い!
可愛いものは可愛いんだ!
スガ:大地ー!未羽ちゃん来てんべー
昼休に入り教科書を直していた俺にスガが少し声を上げて言う。
大地:おぉ!どぉした?未羽。
スガの言葉に反応し、俺は手をあげ合図した。
そこには紙バッグを持った未羽がいた。
未羽:お兄ちゃん!お弁当忘れて行ったでしょ!
呆れた感じでそう言う未羽に、俺は後頭部に手を置き上下に何故なから謝る。
大地:あっ!すまん。忘れてた
スガ:なんか、未羽ちゃんがお姉さんみたいだな!大地
スガは俺の方を見ながらニカっと笑い、茶化しはじめる。
大地:お、おい。スガぁ
俺は少しオドオドしながらスガに返す。
未羽:ホント、世話の掛かる兄で困ります!
スガの言葉に乗っかり、腰に手を当た未羽が続ける。
大地:未羽まで…
俺は苦笑いしながら、ガクッと肩を落とす。
旭:おぉ!未羽ちゃん。いらっしゃい
トイレから戻った旭が未羽を見つけ輪に入ってきた。