第11章 11日目

「ねえ、私がのことどれだけ好きか知らないの？」


「え!」


「たぶんね、あなたより気持ちあるよ、」


「そ、そんなこと、」


「いいや、あるね。もうね、見せたいよ脳ミソ。好きすぎて、考えすぎて多分少し裏の方とか壊死してるね。」


脳ミソの裏の方とかって、何？壊死とか何の話？



「ちょ、と、気持ち悪いこと言わないでください･･･」



「あ？気持ち悪い？好きだって言ってんのに？」


「なんか、二宮くんの愛情表現、間違ってます」


「え？間違ってないよ。これが真実の愛なのだ!」


「なのだ、とか怖いです。」


「怖くないのだ、のだのだのだのだだ。」


「わ、わかったよう、ごめん、ごめんってば。」


「好き？」


「う、ん」


「誰を？」


「に、のみやくん」


「俺も、だけが好き、」





好きって言ってくれるだけで十分です。
もうヤキモチなんて妬きません。


なんて嘘、

たぶん妬くかもしれないけど、
その時はまた好きって言ってくれたら治ります。





『　妬きもちを治す方法　』END.