第3章 3日目
「え、ちゃんってニノとどういう関係?」
相葉さんが目を丸くして私に聞いてきた。
「あ、えっと・・・い、とこです!親戚です!」
ていう設定を設けてます。
松岡さん、相葉さん嘘ついてごめんなさい。
心拍数があがり変な汗が出ると、目の前にある梅酒を手にとってグビグビと流し込んだ。
この状態、飲まずにはいられない。
「あ、そうなの?俺はてっきり・・・」
松岡さんがニヤリと笑って二宮くんを見た。
「・・・なんすか、松にぃ。」
「いや、彼女かな~なんて、ね。」
ぶほっ、
彼女、の一言に思わず口に含んでいた梅酒を吹き出してしまった。
ばかばかばかばか、だから私って馬鹿。
「ちゃん、汚いよぉ~」
あひゃひゃひゃひゃ、と相葉さんのテンションが上がると、松岡さんと二宮くんがテーブルを拭いてくれた。
「す、すみません・・・、飲みすぎて!」
「動揺しすぎ。」
二宮くんが私に言う。
くっ・・・誰のせいで。・・・私のせいか。
「ちゃん、面白いね、彼氏いないの?」
松岡さん、私の話はもう大丈夫です!
私、ノミの心臓なんで!もう耐え切れないんで!
「あ、わた、しは・・・」
「松にい、はダメだよ、俺んだから」
はい?
二宮く、ん?