第3章 バスケ部
「はあ…」
私の目の前には、ダンボール箱がドーン!と、2つ。
新しいボールだ。
とりあえず一つ開けてみる。
ペッタンコのバスケットボールが、一つ一つ、
ビニールに包まれている。形としては、ラグビーボールみたいな形。
プシューー
一つ一つ、空気を入れていく。
だんだん、あの見慣れた形へ。
…………あ。
空気入れたボール………………
どうしよう……
…箱に戻す?
…ダメだ、少ししか入らない。
仕方ないので、床に転がしておく。
……小学生の頃は、この転がっているボールが面白かった。
友達と、ゴロゴロ転がして…←作者の実話
あーあ、今は大変だよ…
紫原「ち~ん」
「むっくん?」
紫原「まいう棒食べる~?」
……めんたいキャラメル味???
「……止めとく」
紫原「そう~?美味しいんだけど」
「…むっくん、病院、紹介しようか?」