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【エルヴィン団長誕生日夢】

第3章 彼にとってのその日



今だけは、
リナの横にいる時だけは
ただの人間でいたいと思った。


「リナ、ありがとう。」

「いいえ。
生まれてきてくれて
ありがとう。」


灯りを消して
ベッドに潜ると、
愛おしいその額に、
小さく口付けを落とした。


リナは満足気に
笑みを浮かべ、
すぐに寝息を立て始めた。

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