第4章 エルヴィン・スミスは未来へ突き進む
分隊長に上がり、
次期団長候補の呼声が高くなった俺は
ミケとハンジと様々な情報交換をしていた。
「地下街に・・・凄腕のゴロツキがいるらしいという情報を得た。
今度真偽を確かめてこようと思う」
「慢性的人材不足なのはわかっているが、
ゴロツキが巨人と戦えるものか?」
俺の言葉にミケは心配そうに進言してきたが、
見てみなければわからないのでその答えは保留にしておく。
「それより巨人を捕獲して色々実験してみたいよ~!
ねぇ、エルヴィン!」
「却下だ」
「何でよっ!?」
「残念ながら現時点の戦力で生け捕りは難しい。
被害が多く出るだけだ」
「でも、巨人を倒すためにはその謎を解明する事が必要なんだよ!?」
「上は、それより壁外に人類の拠点を設置する事が重要らしい」
そう言うとハンジは黙り込んでしまった。