第3章 蛇足・・・w
ケーキを食べ終わった後は酒盛りの時間になった。
リヴァイとミケが用意してくれたお酒は大変飲みやすいが
・・・・とても度が強く、片付けをしていたナナバとナナシ以外は、
うっかりへべれけに酔っ払ってしまった。
「大丈夫か?お主達ちょっと飲み過ぎだぞ?」
「うぅーん・・・大丈夫だ、ナナシ。私は酔っ払っていない」
「そう言ってる輩は大抵酔っぱらいだ」
執務室のソファで雑魚寝を始めてしまった
エルヴィン、リヴァイ、ミケ、ハンジに
ナナシとナナバは呆れたように溜息を吐いて、
動かすのも面倒だから毛布を持って来てここで寝かせようと
話し合う。
ナナバが毛布を取りに行っている間に、
ナナシはエルヴィンだけでも執務室にある仮眠室に
運んでやろうかと思って、仮眠室を整えるため入った。
そこではたと気づく。
チェストの上に見覚えのあるハンカチと白いブーツ、
足袋が置かれていて、ナナシは一瞬時間が止まった。
・・・・何故ここに、モブリットとリヴァイ班とナナバに
あげたはずの物があるのだろうか?
手に取って確かめてみたが、
やはりそれらは元々自分の物で意味がわからず「え?え?」と
困惑する。