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ハイキュー・黒子のバスケ(裏短編)

第25章 及川 無題 (ハイキュー


ちゅっと音をたてて耳朶を吸われ

声が出そうになった

きつく唇を結んで

本を掴んでいる両手の力を込める

その所為でページに皺が寄る


「本、邪魔」


そう言った先輩は本を摘むと

ベッドの下に放った

ばさっと乾いた音がしたから

ページが開いてしまっているんだ

折れてしまったどうしよう

私の心配なんてお構いなしに先輩の行為は続く
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