第5章 引越し?!
夜になって二人は追いかけっこしていたが、夜には私は寝ることにしていた。
夢は見なかった、ナイトメアに会えない。
見なかったというよりも、覚えてないだけ?
???「アリス起きてくれ、君だけが寝たままだとずるいぞ」
恋人の声が聞こえる、夢を見ているのだろうか?
???「起きてくれないのか・・・起きないといたずらしちゃうぞ」
目が覚めると遊園地のBGMが聞こえない、音楽ですら客の声ですら休園日なのだろうか?
私はエプロンドレスに着替えた後に、ドアを開けると突然景色が変わった。
前にボリスに繋げてもらった森だ。
ボリス「アリスも飛ばされたんだ?」
後ろを振り返るとボリスがいた、えらく光ってるナイフとフォークを持って怖い。
アリス「飛ばされたって?」
ボリス「引越しだよ、ここはクローバーの国だよ」
引越し? クローバーの国? 何時引越し予定が?
アリス「何時引越し予定が?」
ボリス「引越しは地形が移動することを、引越しっていうんだ外を見てくれば?」
私は言われるがまま、森の外を出ると以前見た長細い建物が見えた建物に向かっていきドアを開ける。
従業員「あの・・・どなたでしょうか?」
アリス「ここにナイトメアいる?」
従業員「えぇいらしゃいますよ、ご案内します」
ついて行くと、社長室みたいな広くて明るい部屋。
向かい合う緑のソファがある、グレイが私を見て言う。
グレイ「前の女」
アリス「こんにちわ」
ナイトメアはタバコを吸っていた、夢でも散々やめろって言っていたのにやめてないの。
ナイトメア「やぁアリス・・・けっ・・けっほ・・」
突然咳き込みグレイは背中をさすり始めた。
(これじゃあ、ここに滞在したいと切り出せわ)
心の中を読んだナイトメアは、立ち上がって私の手を取って言う。
ナイトメア「大歓迎だよアリス」
グレイ「ナイトメア様が良いなら、俺は反対しません」
これで恋人の側にいられるなんて、幸せな時間だろう。